問題11 AとBの両方を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1、 2、3、4からひとつ選びなさい。 A 生態系保全(注1)では、そこに生息(注2)する生物のことを考慮するが、生態系を構成するすべての生物を等しく扱うことはできない。なぜなら、一

admin2014-11-22  121

问题 問題11 AとBの両方を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1、 2、3、4からひとつ選びなさい。 A 生態系保全(注1)では、そこに生息(注2)する生物のことを考慮するが、生態系を構成するすべての生物を等しく扱うことはできない。なぜなら、一部の生物を守ろうとすると、必ず不利益を被る生物が生じるからである。すなわち、われわれ人間が何をしても、それによって利益を得る生物と不利益を受けるものが生じることになる。そうなると、生態系を保全する目的で、何らかの活動をするということは、一部の生物種に利益を与えるということになる。 (中略) 唯一われわれが言えることは、われわれが人類であるから、「地球生態系は人類が健全に生きていくためにある」ということである。すなわち、「生態系は人類のため」なのである。言い換えれば、人類に利益を与えてくれる生態系を保全すべきなのである。 (花里孝幸『自然はそんなにヤワじゃない――誤解だらけの生態系』による) B 保全生物学の核となる概念である生物多様性は種の存続によって維持される。したがって、保全生物学では、希少種や減少過程にある個体群の保全に関する知識と方法が一つの重要な課題である。(中略) しかし、個別の種をそれぞれ保護することは非常に困難である。一つの生態系をとっても、微生物から植物、昆虫、哺乳動物など多くの種が生存しているが、それらの全ての生態を把握して保護することは不可能に近い。さらに、未分類の種や種レベル以下の遺伝的多様性は、個別の種を保護する方法では逆に保護されなくなってしまう恐れがある。そこで、多様な生物の相互関係を含む自然をそのまま保全することが重要になってくる。つまり、生態系を保全することで、そこに含まれる全ての生物を保護するという考え方である。       (高柳敦『琵琶湖研究所所報』1996年第15号による) (注1)保全:ここでは、守ること (注2)生息する:生きる (注3)保全生物学:生態学の研究分野のひとつ

选项 A、Aは地球生態系を、Bは遺伝的多様性のある種を保護すべきだと考えている。
B、Aは生態系の全生物を、Bは希少価値のある生物を保護すべきだと考えている。
C、Aは人類に利益を与える生物種を、Bは個別の種を保護すべきだと考えている。
D、Aは人類のためになる生態系を、Bは生態系全体を保護すべきだと考えている。

答案D

解析
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