ゆりガご構想赤ちゃんが助かるなら捨てられる赤ちゃんの命を救いたいと、熊本市の慈恵病院が「赤ちゃんポスト」の設置を市に願い出た。親が育てられない赤ちゃんを、顔を合わせず預かる窓口だ。児童福祉法などに違反しないかどうか市と協議していた厚生労働省は、認める方針を

admin2023-02-16  7

问题     ゆりガご構想赤ちゃんが助かるなら捨てられる赤ちゃんの命を救いたいと、熊本市の慈恵病院が「赤ちゃんポスト」の設置を市に願い出た。親が育てられない赤ちゃんを、顔を合わせず預かる窓口だ。児童福祉法などに違反しないかどうか市と協議していた厚生労働省は、認める方針を出した。近々、日本で初めての赤ちゃんポストが生まれそうだ
    この仕組みは2000年にドイツで始まった。そのようなものをつくれば、捨て子を助長する、と当初は根強い反対があった。
    日本でも、同じような心配をする人が少なくないだろう。安倍首相も「匿名で子どもを置いていけるものをつくるのがいいのかどうか」と述べた。
    しかし、生まれたばかりで捨てられ、トイレや道ばたでひとりぼっちで死んでいく悲惨な現実がある。そうした赤ちゃんが1人でも2人でも助かるなら、今回の試みは意味があるのではないか。
    慈恵病院では「ポスト」という、子どもを物扱いするかのような呼び名ではなく、「こうのとりのゆりかご」と呼ぶ。病院の人目につかない一角に専用の部屋をつくり、保育器を置く。だれかがこっそり赤ちゃんを寝かせれば、プザーで職員に知らされる。
    ゆりかごの設置を進めてきたのは副院長の産婦人科医、蓮田太二さんだ。若い世代に性感染症や、安易と思える妊娠が増えている。職員を中学校や高校に派遣して、命の大切さを訴えてきた。
    結婚を約束したのに妊娠が分かると逃げ出す無責任な男性もいる。カトリックの精神に基づく病院の方針で、妊娠中絶はしない。途方に暮れる妊婦を励まし、赤ちゃんを養子に出す仲立ちもした。
    18歳の母親がトイレで産んだばかりのわが子の首を絞めるなど、この1年あまりの間に県内で3件の生み捨て事件が相次いだ。それが背中を押した。子どもを育てることは、生涯をかけてやりぬく大仕事である。子どもは深い喜びや生きがいをもたらしてくれるが、苦しみや悩みもまた尽きることがない。親になるには育てていく覚悟と、しっかりとした見通しが必要だ。
    けれども人生には予期せぬ出来事や挫折もつきものだ。さまざまな理由で子どもを育てられないこともあるだろう。こうのとりのゆりかごは、そんな親と子のシェルターだと考えたい。病院には、受け入れた赤ちゃんの行方を透明にする努力を望みたい。警察や児童相談所と話し合いながら、赤ちゃんにとっての最善を考えてもらいたい。
    去年11月にゆりかごの構想が明らかになって以来、慈恵病院には悩む母親たちからの相談が急増している。養子縁組や里親は、大きく広がらない。働きながらひとりで子どもを育てる
    母親に、支援はなかなか届かない。国も、自治体も、子どもを抱えて生きあぐねている人たちに冷ややかだ。ゆりかごは、それを告発してもいる。
「こうのとりのゆりかご」を作った病院の人たちが最も訴えたかったことは何か。

选项 A、命の大切さ。
B、安易と思える妊娠。
C、悲惨な現実。
D、母親の苦しみ。

答案A

解析 参照第七段中“職員を中学校や高校に派遣して、命の大切さを訴えてきた”(派遣职员到中学和高中,呼吁要珍视生命),这也是医院所要表达的态度。答案为A。
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