10代の君たちへ考える力を養おう 「寸暇惜しむ人なし」。兼好法師は徒然草の中で「世の中にはわずかな時問を惜しんで、なすべきことに精進する人がいない」と嘆いたが、現代は寸暇を惜しむまでもなく気ぜわしく、本当になすべきことが容易に見つからない世の中では

admin2023-02-16  4

问题                                 10代の君たちへ考える力を養おう
    「寸暇惜しむ人なし」。兼好法師は徒然草の中で「世の中にはわずかな時問を惜しんで、なすべきことに精進する人がいない」と嘆いたが、現代は寸暇を惜しむまでもなく気ぜわしく、本当になすべきことが容易に見つからない世の中ではないだろうか。
    現代は大人も子供も忙しい。大人たちは激しい競争社会の中で目の前のことに集中もするので精いっぱいだ。子供は受験期が近づくほど、学校の授業が終わっても塾だの宿題だのと余裕がない。ひとたびそれらに飽きたり、耐えられなくなってもゲームやケータイ、パソコンが用意されていて、それに没頭するうちに時は過ぎていく。そうした児童生徒の生活は、県の実態調査(2006年度)からも明らかだ。塾に通う子供は学年が進むにつれて増え、同時に学校以外で友達と遊ぶ回数も減ってくる。ゲームも学年が進むにつれてほとんどしなくなる傾向にあるが、それでも6~4割の生徒がゲームをしていた。
    こうした生活の中で一人、静かに考える時間というものは果たしてどれだけあるのだろうか。本や新聞も読まなくなっている。成長期にある子供たちにとってそんな生活が望ましいはずはない。日常の中で、ちょっと立ち止まってさまざままなことを考える時間をつくることで、10代の君たちに知識や体力とともに「考える力」も身に付けてもらいたい。
    というのも、若者による凶悪事件が後を絶たないからだ。短絡的な行動から安易に人を殺したり傷つけたりする。なぜなのか。いつも世問を悩ます。そのたぴにさまざまな答えが用意されるが、納得できるものは少ない。ただ、いつも頭に浮かぶのは、事件を起こした子供や若者はこれまでに一人で物事を深く考えるという経験をしてきたのかという疑問だ。深く考えることは心を成長させる。成長した心から誤った行動は生まれにくいと信じたい。普段、深く考えるという経験をしたことのない若者は短絡的な思考と行動に走りがちで、それが悲劇をもたらす。
    「沈思黙考」。一人静かに自己の内面を見詰め、深く思索をめぐらすことは考える力を培う。それは心の鍛錬であり、心の習慣でもある。孤独と孤立は異なる。孤立は時に心を傷つけるが、孤独は人の心を鍛え、目に見えぬものも考えるようになる。
    連休の合間に一日でもいい。テレピやケータイ、パソコン、ゲームの電源を切り、一人考える時間を持ちたい。何を考えるのか。それは自由だ。友のこと、人生のこと、進路のこと、将来のこと、生活のこと。若い時は考えることが無限にある。自然の中で風の音や烏のさえずり、森の木々の葉が擦れ合う音を聞きながら考えるのもいいだろう。一人で考えるという経験は時に寂しさを感じることもあるだろう。しかし、それも幸せの一つであって、貴重な時間であると知る時が来るだろう。
「精進する」とは、どうすることか。

选项 A、肉食をせずに、野菜ばかり食べて過ごすこと。
B、親孝行にはげむこと。
C、一生懸命に努力すること。
D、仏教の修行をすること。

答案C

解析 “精進(しょうじん)”的原意是“专心致力于佛道修行”,这里是“专心于某个方向不断努力”的意思。正解为C。
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